« ヘバ-デン結節その後 | Main | 「人生にはべたな励ましも必要だ」 »

November 03, 2012

絶滅危惧種の話

といっても、レッドリストの話じゃない。エラそうに評論できるほど日本の伝統的な芸能や伝統工芸にたいして造詣がふかいわけじゃないけれど、しろうと目にもアラートがあがってんじゃないの?と思える。


年齢のせいかもしれないが、ここのところ日本の伝統芸能に触れる機会が増えてきた。


母のお供という口実で、この数年歌舞伎を見るようになった。歌舞伎界の方々の努力もあるだろうが、来年には新しい歌舞伎座もオープンするし、あんまり心配はいらなそうだ。


次はお能。昨年から友人に誘われてお能を見るようになった(お能を語るほど理解はできていないのにスミマセン)。勉強のために買った本に「世界遺産に指定されたということはある意味絶滅危惧種・・・」みたいな意味のことが書かれていた。能楽師の方も「もしかしてお能は絶滅危惧種か」、と心配されていたりする。能楽堂の客席には女性ばかりでなく男性もはいっているが、若い人はあまり見かけない。お能にかかわる人の人口は増えているようにはあまり思えない。やっぱりちょっと心配かも。


文楽、私には全く未知の世界。今年は橋下市長が補助金を打ち切るといって話題になった。補助金がないと生きていけないいうのはまさに「トキ」のような状況なのかも。


茶道を習っている人の人口はとても多く、一見すると心配はなさそうだけど、いまの茶道はおばさんのものになっていて、これでいいのかと思う。先日出かけたお茶会でも50人ぐらいの席に男性は一人か二人しかいない。いまや茶道は男性にとってはとても敷居が高いものになってしまっているということか。もともとお茶は武士のたしなみだったはず。以前にも書いたことがあるが、数少ないけれど男性がお茶とたてているのはとてもりりしくてかっこいいのに。さすがに料亭ってのは政治家以外あんまりないと思うけれど、ゴルフやキャバクラとかじゃなく、新しいディールやスキームの元がお茶室で語られる・・・なんてゾクゾクするじゃない?


和の趣味を楽しむときには着物だとさまになりやすい。この10月は毎週のように着物を着てでかけた。おデブで洋服が全くきまらないという理由もあるが、着物こそ絶滅危惧種。半ばムキになって、できる限り着物を着るようにしている。着物を着てゆくと、「あらー着物きてえらいね~」と言われる。これって褒められてんのかな?最近は廃業、倒産、縮小・・・という呉服屋さんの話ばっかりきく。私一人が着物来たってどうなるわけでもないけれど、応援したいと思ってせっせと着ている。


世の進歩にしたがって変わってゆくものだが、これまでの日本人が作ってきた貴重な宝を簡単になくしてはいけないなぁと文化の日に思ったわけ。

|

« ヘバ-デン結節その後 | Main | 「人生にはべたな励ましも必要だ」 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/5586/56036124

Listed below are links to weblogs that reference 絶滅危惧種の話:

« ヘバ-デン結節その後 | Main | 「人生にはべたな励ましも必要だ」 »