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May 04, 2005

ゆとり教育とバカ

「ゆとり教育」でバカが大量発生・・・正確な表現は忘れたが、いかにもこういうトーンの表現がマスコミに満ち溢れている。わが家の娘たち、中でも下の娘は今中学3年生、ゆとり教育世代。いわく「おかげで上の学年からも下の学年からもうちらバカ扱い・・・いっとくけど円周率は3.14で習ってるよ。」とブツブツ。

学ぶことの面白さ、楽しさを教えずに「ゆとり」だけを導入したら・・・・誰だって勉強するわけないジャン!

私の子どもの頃を思い出してみた。そろばん塾に行っている子どもは計算だけはやたら良くできた。鉄道の路線や川の名前、都市の名前、やたら詳しい子がいた。難しい漢字やことわざをよく知っている子がいた。虫博士っていうのは子どもの世界では必ず一人や二人いた。特に勉強ができる子とは限らなかったが、ある分野での物知りになることで自分の得意分野、自信を持っている子どもがたくさんいた。物事を知ることの楽しさ、好奇心、探究心、ワクワクする気持ち、私は小学校・中学校の授業の中でこういうものを感じることができた。私の子どもの頃はこういう雰囲気がいっぱいあった、・・・・・なのに、いつから何のために知識習得を否定するようになってしまったんだろう??

知識だけがあれば良い人生が送れるわけでは決してない。けれど、知識が生きてゆく知恵を学ぶための新しい世界へのわかりやすい入り口でもある。大切なことは得た知識や情報をどう活かしてゆくかということなのに。「知識偏重はいけない」という理由で、「知識習得」そのものが否定されてしまった。

世界中の子どもたちの中で国家から「あんまり勉強しなくていいよ」といわれているのは日本の子どもたちだけじゃないか?正確なところはよくわからないが。どこの国でも「教育」が最重要課題の一つのはず。だから、大人は子どもに無責任に「勉強がイヤなら、勉強しなくていいよ」なんていっちゃいけない。父は私によく言っていた。「勉強がいやなら面白いと思えるまで勉強しなさい。勉強というのは強いて努めると書くのだ、最初から面白いはずはない。」反抗ざかりの年頃でも「ウン」と思えた。今は同じ言葉を私が娘たちに言っている。

教育なんて大切なものを国や学校にだけにおまかせしちゃいけない。親をはじめとする周囲の大人の責任でもある。だから、お願いだから子どもたちを「バカ扱い」はしないでください。マスコミの皆さん!

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Comments

こんにちは。てんです。

>学ぶことの面白さ、楽しさを教えずに「ゆとり」だけを導入したら・・・・誰だって勉強するわけないジャン!

>なのに、いつから何のために知識習得を否定するようになってしまったんだろう??

うんうんと、うなずきながら読みました。行政のいう「ゆとり」って何だったのでしょうね。
日本人は働きすぎだからノー残業dayを作ろう、のような短絡的な考え方にも通じている感じがします。

いろんなことを考えたり発見したりするのは楽しいし、そのためには知識は不可欠だと思います。
むしろいろんな“興味”を認めてあげること、その分野で知識が増えてくると益々楽しくなることを感じられる、そんな教育のあり方を考えるべきだったのではないだろうか、と思います。

私自身、子供の頃、ゆとり教育ではなかったけど勉強は嫌いでしたし、強制されても余計にしませんでした。おおかたはそうだったのではないでしょうか。だから何もゆとり世代が特別どうこうとは思いません。
でもこの年になって、勉強が楽しい、勉強したい、という気持ちがあります。
あの頃に少しでもそう感じられたら、と思います。

Posted by: てん | May 04, 2005 at 05:44 PM

>てんさん
コメントありがとうございます。ほんと、この年になると「あのときもっと勉強しときゃよかった」と思うことが多いですよね。

Posted by: 永山 淑子 | May 05, 2005 at 11:33 PM

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